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三國連太郎(俳優)
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 実際のサラリーマン社会ではとうてい有りえない、釣りバカ社長と社員の軽妙なタッチのやり取りが、世のサラリーマン諸氏に好評の映画『釣りバカ日誌』は七作目をむかえる。
 貢献度大ですね、にも「あっ、そう」と恬淡そのもの。
 職人だった父親の後ろ姿を見て育った名優は、チャップリンが出演する映画の中で必ず見せる後ろ姿を意識したという。
 それは自分の“究極の姿”だから、だそうだ。
 映画『女ざかり』で共演した天下の吉永小百合に、「大きくて、温かくて、そっと顔を埋めてみたい衝動にかられた」といわしめた。
 ハマちゃんならきっと「コノコノー」と、肘で冷やかすところだろう。
「今まで親父の背中を理想として生きてきました。唯一残せる財産は、“男の背中”です」。
 こんなサービス精神が、もてる男の秘密なのかもしれない。
写真・文 高橋和幸

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